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6. おなじことなれども
本文 |
現代語訳 |
語彙 |
おなじことなれどもきき耳ことなるもの。法師の言葉。をとこのことば。女の詞。下衆の詞には、かならず文字あまりたり。 |
同じことではあるが、耳に聞いた感じが異なるもの。法師の言葉。男の言葉。女の言葉。卑しいものの言葉には必ず余計な文句が入っている。 |
ききみみ【聞き耳】…@耳に聞いた感じ。A人聞き。外聞。B〔「―(を)立つ」の形で〕注意を集中して聞こうとすること。また、そうした耳。ここでは@の意。 下衆…@身分の低い者。卑しい者。A使用人。下僕。ここでは@の意。 あまる 【余る】…@(ある数量を)越える。余る。A満ちあふれる。ありすぎる。B(能力・身分の程度などを)超える。分に過ぎる。ここではAの意。 |
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「…もの」の形で主題を掲げ、それに適する項目を列挙し、適宜説明を施す。分類に対する知的興味の所産であり、前段までとは全く主題を異にする。なお作者の言語観に注意したい。
1 をとこのことば。女の詞…性別による言葉の差を認めている。
2 下衆の詞には…貴人の言葉に対する。階級による言語の別を認め、下層の者の冗漫な言葉遣いを指摘している。
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