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夢浮橋(ゆめのうきはし)あらすじ
薫は根本中堂の本尊薬師如来に、毎月八日に参詣供養していた。表面は、そのついでと見せかけて、この度、急に横川を訪問し、僧都から、浮舟の救助や出家などの事情を聞いた。薫は小野の尼庵への案内を、今すぐにと頼んだが、僧都は、来月都合をつけると言った。薫はまた、浮舟へ手引きの消息をも頼んだが、出家浮舟の心を乱す罪を思って僧都は拒絶した。
薫が訪問した翌日、僧都から妹尼にその旨を告げる文が来た。小君も、その時、薫から浮舟宛ての文を持参して小野に来た。浮舟は小君との面接を拒絶する。薫の文の返事も書かない。小君は使に来た甲斐もなく、姉にも逢わずに帰京した。返事がないので、薫は、誰かが、小野に浮舟を隠して置くのかとも疑った。
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