第一章　末摘花の物語

1.亡き夕顔追慕

2.故常陸宮の姫君の噂

3.新春正月十六日の夜に姫君の琴を聴く

4.頭中将とともに左大臣邸へ行く

5.秋八月二十日過ぎ常陸宮の姫君と逢う

6.その後、訪問なく秋が過ぎる

7.冬の雪の激しく降る日に訪問

8.翌朝、姫君の醜貌を見る

9.歳末に姫君から和歌と衣箱が届けられる

10.正月七日夜常陸宮邸に泊まる

第二章　若紫の物語

紫の君と鼻を赤く塗って戯れる

 

　[主要登場人物]

※　光る源氏<ひかるげんじ>

呼称---君、十八歳から十九歳　参議兼近衛中将

※　紫の上<むらさきのうえ>

呼称---紫のゆかり・紫の君・姫君、兵部卿宮の娘、藤壺宮の姪

※　末摘花<すえつむはな>

呼称---御女・姫君・常陸宮・女君、常陸親王の一人娘

※　頭中将<とうのちゅうじょう>

呼称---頭の君・中将・君、葵の上の兄

※　大輔の命婦<たいふのみょうぶ>

呼称---命婦